甘えん坊の末っ子令嬢
明日の心配は明日に任せ、今日を楽しく生きる無謀なカゲロウタイプ。
C · 생존확률 42%

あなたの物語
原作のシステムがあなたに‘破滅’という結末を突きつけたとき、あなたは思わず声を上げて笑った。
「私が死ぬ? まさか」
それもそのはず、あなたには自分が死ぬなどという実感がまるでなかった。同じ社交界の令嬢たちがしかける嫌がらせなど、現実世界で味わってきたことに比べれば子供の遊びでしかなかった。
敵対する家の令嬢たちが突っかかってくれば喜んで言い返したし、言葉で片がつかないなら、ドレスが泥まみれになろうと構いはしなかった。
ついには社交界で、あなたに手を出すと本当にひどい目に遭う、という噂まで流れるようになった。
問題は、あなたが運命を笑い飛ばしているあいだにも、原作の物語は着々と進んでいたということだった。
誰かが陰であなたを陥れる計画を練り、あなたを破滅させる出来事も一つずつ然るべき位置に収まりつつあった。それなのにあなたは、自分がどうやって破滅するのかさえ、まともに確かめもしなかった。
「明日のことは明日考える。今を楽しむの。今日は私の人生で二度と来ない、一番若い日なんだから!」
そうしてあなたは、毎日を思いきり楽しんだ。
そしてある日、皇室侮辱罪という途方もない嫌疑で捕らえられた。
いくら冤罪だと叫んでも、すでに用意された証拠と証言はあまりにも完璧だった。結局あなたは牢に入れられ、死刑判決まで下された。
そこでようやく、あなたは初めて真剣に悩みはじめた。
逃げようか。判決をひっくり返してみようか。それとも最後に皇室へ許しを乞うてみようか。
「逃げたら一生追われる身になるし……かといって、ここでおとなしく死ぬわけにもいかないじゃない」
だが、あなたは最後まで決断を下せなかった。
脱出の方法を考えてはためらい、謝罪文を書いては破り捨てた。そうして数日が過ぎ、いつのまにか死刑執行日の夜明けが訪れていた。
結局あなたは、半ば衝動的に牢の壁へ隠しておいた魔力を爆発させた。
ドオン!
壁が崩れ、あなたは必死に逃げ出した。しかし逃走経路も、目的地も、その後の計画も何ひとつなかった。
国境まで追われて崖から飛び降りたあとも、どこへ行けばいいのか分からず川沿いを延々とさまよい、結局そのまま隣国までぷかぷかと流れ着いてしまった。
アドバイス
あなたは世界を幸せな遊び場だと考える楽観主義者だ。いつだって根拠のない確信と自信満々な態度が、あなたを魅力的に見せている。揺るぎない信念と猪突猛進さは素敵だけれど、肝心なときに決断を先延ばしにすると、せっかくの勢いもうやむやになってしまう。危機が訪れる前に、あらかじめ方向を決めておく習慣をつけてみよう。心を決めるまでにかかる時間を少しずつ縮めていくところから始めるといい。